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読むタイミング [読書]

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チョウナンが学校で厚生労働省から、薬物に関する資料をもらってきたので見てみると、のっけから表紙に「こんな子いる?」という、「いまどきのこども」を中学生にしたようなイラストが載っていて「なんじゃこりゃ」と思ったのだったが、よくよく見たら、本当に玖保キリコさんのイラストで驚いたのだった。あれ、玖保さんって、今、海外にお住まいではなかったっけ? 色んなお仕事されてるなあと感心する。

あと、森見登美彦さんの新刊「夜行」を読了。たまたまこの間チラっと書いた「鞍馬の火祭」の、その夜にいなくなった女性と、旅行先で出会う連作版画との関係を描いた連作短編。実は明日から旅行に行く予定なのだが、行くのが怖くなるぐらいに気味が悪くて美しい作品。これはもう、完全に読むタイミングを間違えました…怖い…。


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あきらめてネットで [読書]

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とり・みきさんは、私の大好きな作家である。新刊が発売されたと知ってから何度か京都駅周辺の本屋を探してみたものの全然見つけられず、あきらめてネットで購入。面白かったー。最後2編は震災後に描かれた作品で、読んだことあったものの改めて読むと感慨深いし、途中にあった「中川家物語」は在りし日のいくよ師匠も出てきて、胸が熱くなった。

「大好き」と書いておいてなんだが、この「メカ豆腐の復讐」の前作「ロボ道楽の逆襲」という本があって、てっきり持ってると思っていたが、家中探してもなかった。買ってなかったらしい。ショック。もう電子版しか売ってないけど、紙の本が欲しい。


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また違う角度から [読書]

1日これといった予定もなく、ゴロゴロダラダラと過ごす。まんがミュージアムで1〜3巻ぐらいを読んで面白いと思ったある漫画を大人買いしたのだったが、なんとなくそれを読まずに、先日最新巻を読んだばかりの「3月のライオン」を、なんとなく1巻から読み返したくなって、泣きながら読む。それもたぶん、前回読んだ時とはまた少し違うポイントにも引っ掛かって、また違う角度から泣く。

あと、ずっと気になってた、能町みね子さんがOL時代のことを書いてる文庫本を買ったので読んでいたら、買った時には全然気が付かなかったが、解説を宮沢章夫さんが書いておられて、なんか得した気分に。解説で宮沢さんも書いている通り、能町さんの、この時期のその特殊な状況に対する興味本位もなくはないけど、なにより文章が魅力的で、笑えるところも多々あって楽しく読んだ。能町さんの文章は、品があって、品があるのになんだか開けっぴろげでちょっと下品で良いなあ。


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期待できます。 [読書]

ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン:

この間大阪でライブした時に、ライブに誘ってくださった方も松尾スズキファンだということを帰る間際になって知り、少し話をしたのだったが、やっぱりついこの間全公演が終了した「ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン」を絶賛されていたのだった。今回、チケット発売時期や公演期間中、個人的になんだかんだと色々忙しくて残念ながら見に行けなかったのであるが、そんな時に限って(というわけでもなくて、松尾さんの舞台はほぼ毎回ですが)異常なほどの評判の良さを目にするので、ちょっと寂しく思い、戯曲本を店で見かけたので思わず買って読む。すると、「あとがき」の冒頭、松尾さんが戯曲本の売上傾向について述べておられる部分があり、中に


地方の普通の書店に置いてあっても「あ、これが、今東京でやってる松尾スズキの芝居の戯曲か? どんなもんかいっぺんくらい読んでおくか。少なくとも舞台見るよりは安いし」くらいの興味の人も幾人か、期待できます。

という記述が有り、まさにそんな地方の書店で買った(でも、そんな上から目線で買ったわけではない)私だったので笑う。内容は、あーこれ生で観たら絶対面白かっただろうなーというのがわかる内容。読んでても何度か声をあげて笑ったし、全体的な構成もいい。あの人たちの衣装とか、あれとかこれとか舞台でどう表現してたんだろうと色々気になりつつ、想像するのは想像するので楽しくもあって満足。あと、古泉葵さんという女優がこれで初舞台なんだけど、上手くいってればきっとかなり素敵だったんではなかろうか。どこかで放送されるかなー微妙だなーやるにしても wowow かなー。


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する側とされる側 [読書]

介護するからだ (シリーズ ケアをひらく)

お盆期間中、細馬宏通さん著「介護するからだ」を読んでいた。認知症高齢者のグループホーム、介護する人とされる人との間で繰り広げられる身体や会話におけるコミュニケーションを、ビデオに録画し、スローで何度も再生して、徹底的に分析。と書くと真面目な本だと思われるかもしれない(いや、まあ、真面目な本ではある)が、それを細馬さんらしくユーモラスな切り口で描いた作品。「そうか、人ってそうやってコミュニケーション取ってるのか!」と、いちいちびっくりする。面白いなあ。年を取って色々衰えてくると、確かにこういう無意識にやってることができなくなっていくのかもしれない。

いわゆる「介護マニュアル」的なものではないものの、そういう風に読もうと思えば読める(特に終章)し、もっと一般的な「仕事論」として読もうと思えば読めなくもない(と私は思ったがどうだろう)のが面白い。

とりあえず将来私が利用者になるなら、職員のミーティング中に利用者が入ってきても普通に迎え入れて、ミーティングにもそれとなく参加してもらう、そんな雰囲気の施設でお世話になりたいと思う。まあ、お世話にならないに越したことはないが。


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2冊紹介したからといって [読書]

そういえば、先日から上司たちが、中途採用の募集をかけているので何人か面接をしているのであるが、その中に「これまでに本を10万冊読んだ」とかいうことを履歴書に書いている人がいたらしい(絶対嘘なので面接前から不採用と決めていた)。だってそれ、毎日3冊ずつ読んでも100年弱かかるからな。

というわけで、ここに2冊の本を紹介したからといって、1日で2冊読んだわけではないのであしからず。


"道徳の時間/園児の血" (前田司郎)

前田司郎著「道徳の時間/園児の血」を読み終える。あーこれは超面白いヤツだ。東京都内の小学5年生のクラスで大流行し、やがて禁止された、あるイタズラ。最初はカワイイものだったが、徐々にエスカレートする男子、標的にされる女子、その女子を好きな男子と、嫉妬する女子。オトナの論理で押し切ろうとする教師。コドモのイタズラの中に、思春期特有のオトナの要素も混じり始めて戸惑うコドモたち。みんなの思惑が、道徳の時間にどっと押し寄せる。連鎖的に綴られる小学生たちのモノローグは、小学生の気持ちや妄想、思考の流れをオトナの表現力で綴っていて、これはもう圧巻。凄い。きっと前田さんの頭の中に小学生がいるんだろうと思う。社会派というか、笑って良いものかどうか迷うが、でも笑った。

「園児の血」では幼稚園内のコドモたちの派閥争いを、必要以上にハードボイルドタッチで描く。すっごくダンディに描かれる主人公の男の子は、でもやってることは恐竜の人形をすぐ口に入れたり、すぐ泣きそうになったりと園児そのものだが、でも頭の中を言葉で表現する力が乏しかったり(そしてそのことを自覚していたり)もして、幼稚園児の思考をオトナの語彙力、表現力で(しかもハードボイルドタッチに)描いていて、これもまた圧巻。前田さんの頭の中に、幼稚園児もいるんだと思う。作中「保育園児、あいつらはヤバイ」みたいなことを主人公が言い、「保育園は地獄だぜ」みたいなこと言い出すのも笑ったし、ずっと保育園預けてたから、幼稚園児がそう言うのもよくわかる。


"三の隣は五号室" (長嶋 有)

あと、最近読んで面白かったのが長嶋有著「三の隣は五号室」。木造アパート第一藤岡荘五号室に暮らした歴代の住人たちの、群像劇。友だちでも知り合いでもなく、なんなら顔も合わせたことのない、お互いにほとんど知らない十数人を、「同じ部屋に住んでいた」というだけで群像劇なんてできるのかと思いきや、これが結構面白い(もちろん、きっと長嶋さんだから面白い)。本の装幀・構成も、いきなり第一章が始まり、登場人物が一通り出揃ってから目次とその部屋の間取りが出てきたりと凝っていて楽しい。表紙のタイトルのフォントも良いなと思っていたら、どうやら手作りらしい。良いなー。


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13をくっつけるとB [読書]


"小説 - BOC - 1" (伊坂 幸太郎, 朝井 リョウ, 茅田 砂胡, 他)

中央公論社創業130周年を記念して新しく創られた文芸誌。伊坂幸太郎発案による、複数の作家が同じテーマをベースに、年表に沿って色んな年代を描く「螺旋」プロジェクトというのが目玉で、それに参加する伊坂幸太郎(最新書き下ろし「サブマリン」も良かった)と朝井リョウ(最新刊「ままならないから私とあなた」も読んでて最後ドキリとした)の名前につられて、つまりそれ以外の方は失礼ながら余り存じ上げず、正直あまり期待せずに読んだのであるが、これが全部面白くて、とても感動したのだった。

特に、個人的に時代小説というジャンルが、難しい漢字や読めない漢字ばっかりで内容が全然頭に入ってこないから苦手なのであるが、奈良時代や鎌倉時代を描いた大森兄弟も天野純季も、不思議ととても楽しく読めたので我ながら驚いたのだった。

そして、もっと驚くのが朝井リョウ。何故か1人だけ、ある意味異質な、未だテーマとなんら関係なさげな、ただただ朝井リョウ節バリバリの小説を書いているのは凄い肝っ玉だと思う。これが今後どう絡んでいくのだろうか。

それ以外では、個人的には吉田修一の「横道世之介」の続編が読めるのが嬉しい。吉田修一はハードなものからシリアスなもの、ビジネスロマンみたいなものからユーモア溢れるほのぼのしたものまで、その作品の振れ幅が激しいが、個人的には「平成猿蟹合戦」や「横道世之介」のようなほのぼのした吉田修一作品が好きなので、これは楽しみな作品(まだ読めてない)。

ただ、もう1つの特集として「芽田砂胡」特集というのがあり、とてもとてもな少女マンガイラスト(しかもカラー)が多数掲載(裏表紙にピンナップも。ピンナップて久しぶりに聞いたわ)されていて、それだけが、なんともちょっと恥ずかしい(これも未読)。


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違和感ないように [読書]

図書館で、とある海外小説を日本の有名作家が翻訳した本を借りたのであるが、返却日が土曜日に迫っている(2週間延長したのに)ものの、700ページほどあるのに火曜日の時点でまだ400ページぐらいしか読めていなかったので、焦りながら読みすすめ、先ほど、どうにか読み終えたのだった。面白かったかと言われると微妙、というか、あんまり話が頭に入ってこなかったというのが正直なところである。というのも、どうも私は翻訳小説が苦手で、そもそも登場人物の名前がカタカナになった時点で話が頭に入ってきにくくなってしまうらしい。実際、日本人しか出てこない小説であっても名前が全てカタカナで書かれていると(そんな小説があったのです)、相当苦労したのだった。そういえば、舞台の半分が台湾で、登場人物の半分ぐらいが台湾人の作品を読んだ時も、地名や名前が読めない問題(最初の1回だけフリガナが付いているが、それ以降はフリガナなしだった)が勃発し、全然話が頭に入ってこなかったことを今思いだした。

翻訳小説が苦手なのには、それ以外にも原因がある。いわゆる海外小説特有の会話のセンスというのがあって、アレに頭が付いていかないのである。主人公が何か発言し、それを受けて女性が何かを言う。その会話が、なんだかよくわからない、ということがしょっちゅうあった。言い回しが古いというか、会話に無駄な内容の発言が多いというか。例えば

「用事があったら、大声をあげてくれ」
「君を必要とするほど落ちぶれちゃいないさ」
「そいつは朗報だ」
みたいなものや、
「さあ、行こう、子猫ちゃん。うちに帰る時間だよ」
「またあのろくでもないベゴニアに水をやらなくっちゃならないってわけ?」
みたいなものである(わかる人には作品がわかるんだろうな、これ)。こういうの、もっと日本人にとって違和感ないように翻訳してくれれば良いのになと、いつも思う。


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悪人 [読書]

今さらながら吉田修一の「悪人」を読んだ。

「確か映画版には深津絵里が出てたよなぁ」というぼんやりした記憶を呼び覚ましながら、それ以外の何の予備知識もなく読み始めたので、最初に出てきた、後に殺害される被害者の女性を深津絵里が演じたのだろうと勝手に決めつけ、そういうイメージで読み進めていたら、途中から「双子の中年女性」というのが出てきた。それで咄嗟にイメージしたのが阿佐ヶ谷姉妹だったので、これもそういうイメージで読み進めていたら、後半、その双子の姉と金髪の青年との熱愛逃走劇が始まったので、何だか軽くショックを受けながら読了。

後で確認したら、金髪の青年(妻夫木聡)と一緒に逃走するのが深津絵里だった。そりゃそうか。でもじゃあ、あの、とても演じるのが難しそうな被害者の女性を一体誰が演じたのかと思ったら満島ひかりだという。俄然、映画が見てみたくなった。


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